便秘から復活したチャロ君。

4/17の摘便
4/18~21頃までのおもらし。

それを経て少しずつ元気に、
少しずつごはんも食べるようになり
(大好きなカリカリは可溶性ドライにすべて替えたらお気に召さずあまり食べない)
糖尿病の子の糖コントロールの大粒を仕方なく丸のみするようになっていました。
日々の便秘薬はピコスルファーストという目薬みたいな容器に入った下剤に切り替わり、毎日10滴与えていると、ほそ~く少し柔らかめの便が毎日出ていたので、可溶性ドライにこだわらず、好きなカリカリをあげればよかった。と今にしておもう。


ほっとした平和な日々が当たり前に続いていました。
5/18のチャロと会社の日常
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この写真の翌日、
便秘から生還して1か月たった5月19日

朝、出社すると、猫達の様子がいつもと違う?なんだか違和感あり。
いつも机の上に置いてある猫のクッションが一つ床に落ちていた。
ん?と思い、何気なく見まわすと、嘔吐の跡が1か所。
あ。と思い視線をずらすと
母の机の下に、うつ伏せで後ろ足をピンと伸ばした状態で、全身びしょ濡れのチャロ。

身動きもせず倒れているのを発見。
私の心臓がドクンと鳴って息が止まりそうにる。
変に動かしたらマズイかなと頭をよぎるが抱き起こさずにはいられず、抱き起す。
心臓が早鐘を打つ。
なんてこった。
どうしよう。
何が起こってる?
どうしよう。。。

抱き起すにも8キロもあり、しかも後ろ足は硬直している。しかし鼓動は認められ生きている。まずは生きてる!
めちゃくちゃ動揺したが、とにかく病院へ行かねば。
机の下から引きずりだすも、後ろ足がまったく動かない模様。

その日はタイミング良いんだか悪いんだか、自宅の軒下の腹ボテ♀野良猫の捕獲が成功し、病院へつれていこうと思っていて、ゲージも持ってきていた。

とにかくそのゲージにチャロを入れて病院へ行かねばと思い込み、チャロを入れようとしたがゲージを嫌がって弱っているのに必死の抵抗。無理やり入れたらよほど怖かったのか嫌だったのかすぐに失禁・脱糞してしまった。
これは大変(と思う反面、自力排せつはできる?と頭をよぎる)。
恐怖と抵抗で心臓と体に余計な負担がかかるのを懸念し、ゲージから再度引きずり出して再考。
「あ、後ろ足が麻痺してるようだから逃げ出せないよね?ゲージなしのクッションだけでいい」と判断し、猫のクッションへ横たえ車の助手席に乗せて病院へ。苦しそう。辛そう。心拍もやたらはやい。頑張れチャロ。
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なぜかびしょ濡れ。とにかく苦しそう。尋常じゃない。

病院には9時の開院前についたが、もう車が3台も止まってる!
まじか!?
すぐにでも見てもらいたいのに!!!!と焦る。

診察は順番を待つが、どんな状況か説明したくて、チャロを車に残し病院に入ると運よく先生がいらして、かくかくしかじかお伝えしたら、しぶ~い顔になり
「あ~~~それは血栓が飛んじゃったな~。もう下半身が麻痺してると思うし、麻痺は回復しないし、チャロはまずいな~~~」と。

血栓?半身不随?え~!トイレは?自力で排尿・排便はできるの??これからどうなるの!?と大いに動揺。いったん車に戻って、診察時間までチャロに大丈夫だよと話しかけながら、ぬれた体を拭きながら自分の動揺を鎮めつつ待つ。(上のびしょ濡れ写真はこの時に撮影)

やっと順番がきて、マットごと抱きかかえて診察室へ。
先生の説明を聞く。
ネコの血栓は脊髄の腰のあたりに飛ぶことが多く、血栓が溶けても麻痺は残る。血栓が詰まっているから後ろ足に血流が行かず、チャロの後ろ足の肉球も冷たくなっていた。たしかに肉球がピンクから紫に変色していた。
排尿排便は自力でできると思う。と先生。これは救いの一言。
いろいろ話を聞いてからエコーをかけて診断してもらった結果
「結構がっつり詰まってる」とのこと。
.
.........。


血液サラサラになる薬を投与して血栓を溶かすしかない。まずはそれをしましょう。と。


チャロォォォォォ。゜゜(´□`。)°゜。

一難去ってまた一難だよ~。


診察後半、チャロの手足が痙攣しだしてびっくりして先生に聞くと、
「痛みによるもの」
猫の血栓はかなりの痛みを伴うそうで「かなり痛いんだと思う」と。
聞いているこちらも衝撃が走る。胸が締め付けられる。

血液サラサラの注射と痛み止めの注射、脱水も起きてるから輸液も2本して背中が大きく膨れ上がってしまった。
先生が今した注射と同じことを、明日(土)・明後日(日)と自分でもすることになり、月曜日にまた様子を見せに来ることにし、いったん帰社(帰宅)。
やっぱり息が荒いし、心臓の鼓動も異様に早い。顔つきも変わってしまった。
大丈夫か?
帰社しても身の置き所がない様子だったし、チャロのお気に入りの定位置は机の上だったので、半身不随となった今は落下する可能性もあるため、ゲージの中へ。ゲージに入れてとにかく様子を見守るしかない。
下半身が動かない・動かせないだが、這いずったり、転がったりして、身の置き所がないチャロが痛々しく、心拍も異様に早い。

それでなくても心臓があれなのに、心配で心配で、まったく仕事が手につかない。
それでも帰社して試しに大好きなウエットフードをあたえたら少しだけ食べてくれた。
食べてくれたらそれだけでいい。まだ本人も生きようようという意志が垣間見れるから。

血栓で詰まって血流が行かない下半身は冷たくなっている為、温めるとよいとのことだったので、電気あんかを敷いた上にチャロを横たえた。


以下、記録メモを転記

*******
夕方18時 チュール4本とウエット少し。
よしよし
19時病院から電話(野良猫の避妊手術完了の話で)
その際、チャロが前にも増して息が荒くなって心配な旨を相談。
明日(土曜日)野良猫引き取り時にチャロを連れていくことに。

22:30 突然起き上がり、ちゅ~るとおさかな生活を吐く。
23:00 落ち着いている。
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身の置き所がないチャロの様子

会社に泊まりこみ。

06:00 総合栄養ちゅ~る 3本完食!
10:00 病院着 チャロ診察+去勢・避妊した野良猫をお迎え
チャロについては、今日明日(土日)何かあっても対応できないため入院させてもらい点滴を受けながら様子を見ましょうということに。(いったん連れて帰り、20時に病院へ)

11:30 帰社 ゲージへ。息遣い荒く、水を差しだしたらすごい勢いで飲む。
野良2匹にワクチン打ち忘れていることに気が付き、チャロを置いて再度病院へ。
グッタリ。

13:00頃?やっと帰社し、チャロの様子を見ると、
先ほど飲ませた水と固形の何かを吐いており、ゲージから這い出て床に倒れこんでいた。

15:00 再び水を飲みたがり、飲ませるも30分後にビシャァとすべてきれいに吐き戻す。
ゲージから出たがる。

一時荒い呼吸が収まったかのように思えたが18:00現在またかなり早い。

1940~45 水を飲みたがり、軽く50㏄を一気に飲んだ。

と、ここで記録は終わっている。

ここからは私の記憶で。

指定された夜8時すぎに病院へ連れていき、これが最善と言い聞かせながら泣く泣く別れる。
先生には何卒よろしくお願いしますと最敬礼して帰宅。
その夜は病院からの連絡なし。

翌、20日(日曜日)、朝になっても昼になっても連絡はない。
チャロ頑張ってるんだね、、、が合言葉。

便りがないのは無事な証拠。と、すこし安心もしていた。
さて、そろそろ寝る準備をと思った22時。
携帯が鳴り、息が止まりそうになる。
慌てて電話に出ると病院から。

母と顔を見合わせて固唾を飲んで、先生の話を聞き入る。
「朝と昼はチュールも食べて、昼なんかごはんあげようとするとシャーシャー言って元気だったけど、夕方から様子がおかしい。今夜が山だと思うから、会いに来るか、連れて帰った方がいい」と。


!!!!!


そんな...............。


すぐさま病院へ急行
猫の入院ゲージに案内されるとチャロ一人のみ。

点滴の機械とつながれた状態でじっとこちらを見ている。
心なしか我々の顔を見て少し緊張がほぐれたような表情を見せた(ような気がする、そう思いたい飼い主心情💦)。

見た感じは入院前と同じ状況に見え、「今夜が山」には見えなかった。
しかし、先生に言わせると、目が明らかに今までと違うらしい。
う~ん。

点滴の仕方を教わって、
点滴の機械とつながったまま、帰宅。
機械は貸してくれた。

帰宅(会社)してチャロをゲージに入れ、落ち着いたら点滴再開。
何か不明点があれば連絡してとおっしゃってくださったが、点滴始動までは問題なし。
教わった通りの速度・間隔に設定して点滴スタート。
ところが、、、、
点滴を開始した途端、
しずくがタチっと落ちると、チャロの早鐘の心臓?鼓動がピタっと止まるではないか!?

えっ?

しばらく間があくと、また鼓動再開、ド・ド・ド・ド・ドと早鐘。
で、またタチっと一滴しずくが落ちるとピタっと止まる。
わわわわわわ~!!!
慌てて先生に電話。
点滴の間隔をもっと空けるように指示され、様子見。

様子見というか固唾を飲みながらガン見。
その後、数回、点滴とともに鼓動が止まるが、だんだん落ち着いてきて点滴が落ちても鼓動は止まらず連打するようになり、胸をなでおろした。

ひとまずほっとすると、ドッと疲れが押し寄せる。

本人はもっと苦しく疲れ、それどころではないだろうが、見守るこちらもこの数日、数か月、チャロ関係でお疲れモード。私はまだ大丈夫だが、高齢の母をふと見るとグッタリしている。時計の針は深夜0時。明日も仕事だ、母は限界。帰して休ませねば。

母を帰して看病続行。

母を帰してすぐに、チャロの息がますます荒くなる。
口をパカっと開けて息を吐く行動を見せだしたので、
これはマズイと思い、すぐに母に電話。それが0時25分。
その後、口を開けて息を吐くとその後心拍が止まる
え?と思っているとまた再度鼓動がよみがえる
という繰り返しをしばらくしていたのですが、
0時33分、待っても待っても再度鼓動が始まらず.........。
母の到着を待たずに、とうとう力尽きて......(涙)








ただいま思い出して号泣中。









何度も何度も呼んでも揺り起こしても呼吸も鼓動も再びすることはありませんでした。

3週間にも及ぶ便秘から元気になったばかりだったので、とてもとても悲しく放心。

フィラリアの猫は突然死の可能性もあり、いつとも知れない命とは思ってはいたものの..........。









泣きながらもチャロをそのままにしておくわけにもいかず、棺替わりの段ボール
(母は職人に行って棺を作らせると言ったけど)にチャロ愛用の毛布やクッションを敷き、そこに寝せて、深夜でも連絡OKなペット葬儀社へ連絡し、帰宅?したかそのまま会社に泊まったかもう記憶なし。
翌朝、お花をちりばめた箱にチャロを寝せて葬儀社の方に引き取ってもらい荼毘に付し、共同墓地へ埋葬してもらいました。



動物病院の先生にも電話で報告しましたが、話しているうちに泣けてきて泣きながらの報告。
「そっか........。チャロは.....壮絶な猫でしたね、」と、力いっぱい生きたチャロに最後まで寄り添っていただきました。
先生の判断で、チャロの家である会社で見守りながら看取ることができ、本当に感謝しています。



目が合うと挑むような目つきで寄ってきて
「ほれ、なでれ」と後ろ向きになり腕に乗っかてきて全く仕事にならない日常。
これが日常だったのに。
日常は日常ではなく、当たり前は当たり前ではないことを改めて感じています。

すべての元凶のフィラリア。
もしチャロがフィラリアじゃなかったら、こんなにつらい思いしなくてよかったのにと悔やまれてなりません。野良だったので仕方ありませんが、家猫もフィラリアに感染するといいます。予防するしかない病気なので、しっかり予防したいと思います。


チャロ、
フィラリアが寄生し、肥大した心臓でよく頑張ったね。

肥満、便秘、摘便、抜歯、食事制限、いろいろ辛かったけど本当によく頑張ったね。
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。゜゜(´□`。)°゜。