凶暴な野良猫だったチャロ

保護してからもず~っとお口が臭かったチャロ。
会社にいる野良猫あがりの保護猫達も、
保護直後は臭くてもしばらくすると臭くなくなっていたので、
チャロもそのうちよくなるかなと思っていましたが、
まったく改善されず、ずっと臭い。
カンカイ食べた後のニオイ。

そのうち、口内から出たと思われる血が口の周りで固まって痛々しい姿に。2022.6.9
噛みつかれる恐怖におののきながら、ソロ~っと脱脂綿で拭き取ったり、ふやかしたりしながら、清潔に保とうとしていたのですが、
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血の塊を取ると炎症を起こしたように赤くなっている。

一日経たないうちに同じような状況になってしまい、困っていました。

あくびしたすきに口内をのぞき込むと
赤い腫れが何カ所もあり、腫瘍が口内にいくつもあるように思えて仰天。
肉芽腫かと思いネットで画像検索しましたが、どうも違う。

個人輸入で買った抗生物質のアジストロマイシンを投与すると炎症が収まるのか、出血も収まるのですが、あんまり抗生物質やるのも良くなさそうだし、、、。
と、病院に相談したところ、
「こりゃ~ひどい」と。
重度の歯肉炎・歯槽膿漏だったようです。
「コイツは心臓がアレだから麻酔もかけれないしなぁ~」と悩む先生。
(去勢前後の激烈凶暴だったチャロに手を焼いた先生なので、チャロのことはコイツ呼ばわり。私的にはそんな呼ばれ方しても先生には親しみが持てています。病院でも先生の印象に残っちゃうほど凶暴だった模様。)



「う~ん」ひとしきり考えて、出た結論は
インターベリーαというサプリの投与。
毎日耳かき1匙を餌に混ぜて投与して様子を見ようとのこと。
このインターベリーα、高いのなんのって。
一袋2gで5000円ですよ。
毎日やると1か月もつか持たないか。
この、金食い虫め。
本来なら歯茎にインターベリーαを塗り込むといいらしいのですが、噛みつくチャロには到底無理。
効果が弱くても「チャオ」というウエットおやつに混ぜて、インターベリー投与の日々が始まりました。


結果、
結構いい!
劇的に効くわけではないですが、出血も止まり、口元が血でガビガビになることもなく、見た目も良くなってきました。気を抜いて投与を怠るとすぐに出血してかさぶた状の黒い塊が口の周りにつくので、効き目はあると感じました。
数か月後、毎日の耳かき1さじから、3日に一回、付属のスプーンで摺り切り1杯になったりもしましたが、先生に言わせると、インターべりーを投与しているから、この程度で済んでいて、物も食べれている(程、口内の状態は悪い)そうです。

お口の臭いも改善されず、口内の数個の真っ赤な腫れもそのままですが、出血が止まり、口の周りに血の塊が付かなくなっただけもありがたい。

いろいろこの子はありますわ。



チャロに噛みつかれて腫れあがった手。
抱っこしろと言われて抱っこしてても次の瞬間ガブっとしたり、猫パンチを放ってくる。甘え方がわからない?のかもしれない。
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ちなみに、うちがメインでお世話になっているのは
函館の「たやまち動物病院」で、
若く優しく気さくな先生で親身なって対応していただき感謝感謝です。